健康・美容情報
旧指定成分とは
「旧指定成分」
化粧品などに含まれる化学薬品の中で、厚生省(現厚生労働省)が指定したアレルギー・皮膚障害・ガンを起こす可能性の高い毒性が確かめられた102の成分は「指定成分」と呼ばれ、これらの成分を含む化粧品は表記が必須でした。
それまでは今のような化粧品の全成分表記の義務はありませんでした。
2001年4月以降は全成分表示が義務付けられたので、現在、これらの成分は「旧指定成分」と呼ばれています。(成分一覧は下部に記載)
旧指定成分の102個は強い毒性を有すると思われます。
厚生労働省による毒性実験は長くても数年以内でしか行いませんが 我々の人生は約80数年。
その間に使用する化粧品の化学成分の消費を考えるならば数年程度の実験ではとても短く、本来なら10年、20年のスパンでの実験をしないことには長期使用による毒性判定はできないと思います。
ですので、この旧指定成分は毒性を有する代表成分ととらえ、準ずる水面下に潜む有害成分はまだまだ沢山あると考えるのが妥当ではないでしょうか。
全成分表示になった今ではすべての化粧品類(化粧品・石鹸・シャンプー・歯磨き等も)、旧指定成分以外の成分もちゃんとチェックして欲しいものです。
旧指定成分が無添加というだけで安心安全と考えるのは早計です。
さらに注意すべきポイントがあります。それは、「医薬部外品」には全成分表記義務はないということと、「薬機法(旧薬事法)でキャリーオーバー成分は表記を省略できる」という点です。
たとえば石鹸なら、石鹸素地をつくる前段階で防腐剤や酸化防止剤などの添加物を、あらかじめ油脂に配合しておくという手法(裏技)があります。
薬機法(旧薬事法)違反ではありません。合法なのです。
薬機法(旧薬事法)では「化粧石鹸中の配合量では効能効果を発揮しない成分(キャリーオーバー)等については、その表示を省略することができる。」とあります。しかしながらアレルギーや超敏感肌の方にとっては極微量といえども化学成分は非常に深刻な問題に繋がるケースもあります。
だからこそ作る側、売る側は「真実のすべての成分」を表示しなければならない責任があると考えています。
当店では、各商品ページの全成分表記においてキャリーオーバー成分までをしっかり表記しています。すべては安心して使って頂きたいお客様のためです。
旧指定成分リスト
安息香酸、安息香酸塩、安息香酸Na、安息香酸ナトリウム | 防腐殺菌剤 |
イクタモール(イヒチオール) | 収れん剤 |
イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール) | 防腐殺菌剤 |
ウンデシレン酸、ウンデシレン酸塩 | 防腐殺菌剤 |
ウンデシレン酸モノエタノールアミド | 防腐殺菌剤 |
エデト酸、EDTA、エデト酸塩、EDTE-2Na、EDTE‐3Na、EDTE‐4Na | 酸化防止 |
塩化アルキルトリメチルアンモニウム(ベヘントリモニウムクロリド) | 合成界面活性剤 |
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(ジステアリルジモニウムクロリド) | 合成界面活性剤 |
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアルトリモニウムクロリド) | 合成界面活性剤 |
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム(ステアラルコニウムクロリド) | 合成界面活性剤 |
塩化セチルピリジニウム | 合成界面活性剤 |
塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウムクロリド) | 合成界面活性剤 |
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム | 合成界面活性剤 |
塩化リゾチーム | 酵素類 |
塩化アルキルジアミノエチルグリシン | 合成界面活性剤 |
塩化クロルヘキシジン | 防腐殺菌剤 |
塩酸ジフェンヒドラミン(ジフェンヒドラミンHCI) | 消炎剤 |
オキシベンソン | 紫外線吸収剤・安定剤 |
オルトフェニルフェノール(フェニルフェノール) | 防腐殺菌剤 |
カテコール | 抗酸化剤 |
カンタリスチンキ(マメハンミョウエキス) | 毛根刺激剤 |
グアイアズレン | 紫外線吸収剤・消炎剤 |
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム | 消炎剤 |
グルコン酸クロルヘキジン | 防腐殺菌剤 |
クレゾール | 防腐殺菌剤 |
クロラミンT | 防腐殺菌剤 |
クロルキシレノール | 防腐殺菌剤 |
クロルクレゾール | 防腐殺菌剤 |
クロロフェネシン | 防腐殺菌剤 |
クロロブタノール | 防腐殺菌剤 |
5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン | 殺菌防腐剤 |
酢酸dl-αートコフェロール(酢酸トコフェロール) | 抗酸化剤 |
酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール | 合成界面活性剤 |
酢酸ラノリン | 基剤 |
酢酸ラノリンアルコール | 基剤 |
サリチル酸及びその塩類 | 防腐殺菌剤 |
サリチル酸フェニル | 紫外線吸収剤 |
ジイソプロパノールアミン | 抗酸化剤 |
1.3-ジメチロール-5、5-ジメチルヒダントイン | 防腐剤 |
臭化アルキルイソキノリニウム(ラウリルイソキノリニウムブロミド) | 合成界面活性剤 |
臭化セチルトリメチルアンモニウム | 合成界面活性剤 |
臭化ドミフェン | 合成界面活性剤、防腐剤 |
ショウキョウチンキ、ショウキョウエキス | 発毛促進剤 |
ステアリルアルコール | 基剤・乳化安定剤 |
セタノール(セチルアルコール、パルミチルアルコール) | 基剤・乳化安定剤 |
セチル硫酸ナトリウム | 合成界面活性剤 |
セトステアリルアルコール(セテアリルアルコール) | 基剤 |
セラック | 皮脂形成剤 |
ソルビン酸、ソルビン酸塩 | 防腐殺菌剤 |
チモール(2-イソプロピルメチルフェノール) | 防腐殺菌剤 |
直鎖型アルキルベンゼスルホン酸ナトリウム | 合成界面活性剤 |
チラム(テトラメチルチウラムジスルフィド) | 防腐殺菌剤 |
デヒドロ酢酸およびその塩類 | 防腐殺菌剤 |
天然ゴムラテックス | 基剤・接着剤 |
トウガラシチンキ | 毛根刺激剤 |
dl‐α‐トコフェロール、トコフェロール | 抗酸化剤 |
トラガント(トラガントガム) | 増粘剤 |
トリイソプロバノールアミン | 中和剤 |
トリエタノールアミン(TEA) | 中和剤 |
トリクロサン(トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル) | 防腐殺菌剤 |
トリクロロカルバニリド(トリクロカルバン) | 防腐殺菌剤 |
ニコチン酸ベンジル | 消炎剤 |
ノニル酸バニリルアミド | 防腐殺菌剤 |
パラアミノ安息香酸エステル(エチルPABA) | 紫外線吸収剤 |
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) | 防腐剤・酸化防止剤 |
パラクロルフェノール | 紫外線吸収剤 |
パラフェノールスルホン酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛 | 収れん剤 |
ハロカルバン | 防腐殺菌剤 |
2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール | 紫外線吸収剤 |
ピロガロール | 色剤原料、防腐殺菌剤 |
フェノール(石灰炭) | 防腐殺菌剤 |
ブチルヒドロキシアニソール(BHA) | 抗酸化剤 |
プロピレングリコール(PG) | 溶剤 |
ヘキサクロロフェン | 防腐殺菌剤 |
ベンジルアルコール | 香料など |
没食子酸プロピル | 抗酸化剤 |
ポリエチレングリコール(PEG) | 基剤 |
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類(ラウレス○) | 合成界面活性剤 |
ポリオキシエチレンラノリン | 合成界面活性剤 |
ポリオキシエチレンラノリンアルコール | 合成界面活性剤 |
エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストロン、 ジエチルスチルベストロール | ホルモン |
ミリスチン酸イソプロピル’(IPM,イソプロピルミリステート) | 基剤 |
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン | 防腐剤 |
メチルレンビスウレア | 防腐剤 |
ラウリル硫酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸、ラウリル硫酸トリエタノールアミン | 合成界面活性剤 |
ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシン塩 | 合成界面活性剤 |
ラノリン | 基剤 |
液状ラノリン | 基剤 |
還元ラノリン | 基剤 |
硬質ラノリン | 基剤 |
ラノリンアルコール | 基剤 |
水素添加ラノリンアルコール | 基剤 |
ラノリン脂肪酸イソプルピル | 基剤 |
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール | 基剤 |
レゾルシン | 防腐剤 |
ロジン(レジン、コロホニー) | 粘着剤 |
タール系色素(青色○号、赤色○号、黄色○号、アゾ色素、キサンチン色素など) | 色素 |
- 2023.10.25
- 15:39
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