SPFとは
SPFとは、サン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略で、主にB紫外線からの日焼け防止効果の倍率を示す数値です。
SPFの数値は、何も塗らない状態で皮膚が20分で日焼けするその時間を基準にしています。
たとえSPF20では、20分×20倍=400分=約7時間となり、日焼けを7時間程度まで制御できるという意味。SPFの数値が高いほど日焼け止めの持続効果が期待できるといえます。
室内にいても日焼けはしますが、買い物など短時間の外出であればPF10位で十分可と思います。レジャーなどで長時間屋外にいる場合には、SFP20~30位のものが望ましいでしょう。肌質によって防止効果は異なるので、SFP値が高くても数時間置きに塗り直すことをおススメします。
追伸
SPF50の場合のUVカットの効果持続時間は約17時間。SPF20の約2.4倍です。ですが、こまめに塗り直しを行えばこのような高い数値は必要ありません。SPFが高いだけで選ぶのではなく、塗り直しが手軽にできるかどうかも日焼け止め選びの重要ポイント。
PAとは
PAとは、 プロテクショングレイド・オブ・UVA(Protection Grade of UVA)の略で、 UVAの防止効果を表す数値です。UVAによって皮膚による黒化を指標としています。
3段階に区別され、UV対策の化粧品をつけた場合の効果の度合いをPFA値(UVA防御指数)で測定し、PFAの数値によって「PA+」によって表示します。
UVA防御指数 |
PFA |
防止効果 |
PA+++ |
PFA2~4 |
効果が非常にある |
PA++ |
PFA4~8 |
効果がかなりある |
PA+ |
PFA8以上 |
効果がある |
UV対策商品の目安
日常生活 |
SPF10~20、PA+ |
屋外のレジャーなど |
SPF20~30、PA++ 以上 |
紫外線の波長ごとの特徴
近紫外線(波長 380-200nm) |
UV-A
(波長315nm-380nm) |
太陽光線の内5.6%通過。皮膚の真皮層に作用し蛋白質を変性させる。細胞の物質交代の進行に関係しており、細胞の機能を活性化させる。また、UV-Bによって生成 されたメラニン色素を酸化させて褐色に変化させる。サンタン(suntan)。 |
UV-B (波長280nm-315nm) |
太陽光線の内0.5%通過。表皮層に作用するが、色素細胞がメラニンを生成し防御反応を取る。これがいわゆる日焼けである。また UV-B には発癌性が指摘されるが発癌するのは高齢者、しかも肌の露出した部分のみというケースが多い。 サンバーン(sunburn)。 |
UV-C (波長200nm-280nm) |
オゾン層で守られている地表には今のところ到達しない。強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が最も強い。 |
( 出典:ウィキペディア)