ミネラルとは
ミネラルとは、カルシウム・マグネシウム・鉄・銅・亜鉛など、生命の維持や健康の維持に不可欠な無機質のことを指す、約110種類の無機元素の総称。
ミネラルという名称はご存知でしょうが、「ミネラル」という単体成分が存在するものと勘違いされている人も少なくないようです。ミネラルについての最低限の知識を頭に入れておいて頂きたいと思います。
ミネラルは主に土壌や水などに含まれており、私たちは食事や飲料を通じてミネラルを摂取します。体内で合成できないため、必ず食べ物、飲み物、ミネラルサプリメントなど、外部から摂取する必要があります。ただ、野菜のミネラルが激減している現状、野菜・穀類などの食べ物から十分に摂取できる、というのは今となっては遠い過去の話のようです。
地球上には約110を超える無機元素があり、私たちの体内にもほぼ同じくらい存在するようです。人体を構成する元素は、原始の海に生物が誕生した頃の海水の構成元素に近いといわれています。その中でも生命を維持するために不可欠な元素として現在わかっているのは約30種類ほど。
ミネラルは、体内に存在する量や必要量によって「主要ミネラル」と「微量ミネラル」に分類されます。
カラダの約96%は炭素・窒素・水素・酸素の4元素(有機元素)から構成されています。それ以外がミネラル。有機元素と「ナトリウム(Na)カルシウム(Ca)、リン(P)、硫黄(S)、カリウム(K)、塩素(Cl)、マグネシウム(Mg)」を合わせた11種類で総構成元素の99%を占めています。
「ナトリウム、カルシウム、リン、硫黄、カリウム、塩素、マグネシウム」は人間の体内存在量の多い「主要ミネラル」。
残りの1%は「鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、コバルト(Co)」などの「微量ミネラル」。主要ミネラルはもちろん、微量ミネラルも体にとって非常に大切なものです。
ミネラルは無機物なのでカロリーはありませんが、体の様々な機能を支え、代謝活動の中心を担う重要な栄養素。体を構成する細胞も多種類のミネラルで構成され、タンパク質やビタミンと反応(酵素として)してカラダの発育、代謝、生理作用のコントロールなど、人体を健全に発育させ、生命を維持しています。不足すると体調不良や病気のリスクが高まるため、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
野菜・穀類を毎日しっかり食べることが大前提になりますが、上述したように現代の食生活事情や作物のミネラル減少などから、健康を気遣う皆さまには天然ミネラルサプリでサポートして頂くのもおススメです。

ミネラルの役目
● 歯や骨格を形成する、人体の構造材料としての働き
● カラダの発育、新陳代謝をつかさどるホルモンとしての働き
● 人体のすべての代謝機能や化学合成に関与する酵素としての働き
有用なミネラルに対し、人のからだを蝕む「有害ミネラル」もあります。代表的なものには水銀、カドミウム、鉛、ヒ素。体内に過剰に蓄積されると、自閉症ほか様々な病気の原因になるとも言われます。有害ミネラルは摂取&蓄積過剰だと注意が必要ですが、健全な日常生活をする中で、過剰に摂取することは極めて少ないと思われます。
しかし数十年前に作られた給水管は鉛なので、水道水に溶け出している可能性は皆無とは言えない部分もあります。またアルミニウムのなべやヤカンから溶け出している可能性も考えられます。細かいことまで気遣うのは大変ですが、頭の片隅にはとどめて置いてください。フルボ酸 太古の泉でサポートするのはおススメです。
ミネラルを多く含む食品
主要ミネラル |
ナトリウム(Na) |
食塩、味噌、醤油、漬物、加工食品 |
カルシウム(Ca) |
牛乳、チーズ、小魚、ほうれん草、豆腐 |
リン(P) |
肉、魚、乳製品、豆類、ナッツ |
硫黄(S) |
肉類、魚介類、卵、にんにく、タマネギ |
カリウム(K) |
バナナ、アボカド、芋類、大豆、ほうれん草 |
塩素(Cl) |
塩素(Cl)食塩、味噌、醤油、海藻 |
マグネシウム(Mg) |
ナッツ類、海藻、豆類、玄米、バナナ |
微量ミネラル |
鉄(Fe) |
レバー、赤身肉、ほうれん草、大豆製品 |
亜鉛(Zn) |
牡蠣、牛肉、ナッツ、豆類 |
銅(Cu) |
レバー、ナッツ、カカオ、甲殻類 |
マンガン(Mn) |
ナッツ、穀類、茶葉 |
ヨウ素(I) |
海藻類(昆布、わかめ)、魚介類 |
セレン(Se) |
魚介類、ナッツ、卵 |
モリブデン(Mo) |
豆類、ナッツ、穀類 |
クロム(Cr) |
肉類、卵、全粒穀物 |
コバルト(Co) |
含有食品:肉類、魚介類、乳製品 |