健康・美容情報
にがりはおススメしません
今から40年以上前の昭和58年ごろ、当時の厚生省(現厚生労働省)は、海水から塩を採ったその後の液を豆腐凝固剤として「にがり」と表示したいとの豆腐製造業者の要望に応えるため、その規格基準について検討しました。 しかし、塩の製造方法、季節や製造温度、製造場所など、その場その時の条件により成分変動があるために基準を定めることが出来ず、「にがり(塩化マグネシウム類似物)」と表示するように指導したようです。現在は「塩化マグネシウム含有食品」となっています。 にがりは海水(圧倒的に多い成分がが塩化ナトリウムで次がマグネシウム)から塩分を除去したあとの副産物で、豆腐を固めるための添加物であって、栄養補助目的の食品として作られたものではありません。 「海水から塩化カリウム及び塩化ナトリウム又は塩化ナトリウムを析出分離して得られたもの」とする厚労省の定義があります。海水から塩(塩化ナトリウム)を除去したものなので主成分は塩化マグネシウム。ですが、海水から塩化ナトリウムと塩化カリウムを分離した「粗製海水塩化マグネシウム(別名:塩化マグネシウム含有物)」もにがりの表示が認められているようです。 成分バランス、メーカーにより製品のばらつきが多く、健康食品のようなイメージで摂取するものではありません。良質の商品もあるかもしれませんが、大半は豆腐を固めるためのマグネシウムを主成分とする液体。 塩化ナトリウムを除いた「にがり」の主成分はマグネシウムであるべきなのに、主成分が「塩化ナトリウム」のにがり商品もあります。おかしな話ですが「本当のにがり」ではないということ。ご自宅ににがりの買い置きがあるりましたら裏ラベルの表記を見て確認してみてください。 どの世界にも便乗商法というのはありますが、これに関しては命に関わる重大なこと。 2000年初期に「にがり」にダイエット効果あるようなTV放映がきっかけで「にがりダイエットブーム」が起こりました。このにがりブームに便乗して、海水を濃縮して塩分濃度を高めただけの母液(塩の結晶が出始める液)を「にがり」と称して販売され、容器の底に塩が固まって沈殿しているひどいものさえありました。 塩分の濃いだけの商品を水で薄め、“魔法のにがりダイエット”などの謳い文句に乗って飲んでいた女性が、体ががむくんできた、肝臓・腎臓を悪くした、指摘された症状を改善しようと「にがり」を始めて逆に悪化した等の事例が多々発生し、死亡したお年寄りもいたようです。 製品のグレードにもよりますが、にがりを健康飲料目的でおススメしたくない顕著な理由です。 海の遭難で、のどの渇きに耐え切れず海水をそのまま飲んだとしたら死に到ることは周知の事実。これは塩分濃度の濃い水(塩化ナトリウムの大量摂取)を飲んで体液のバランスを崩し、体調に異変をきたした結果と考えられます。 にがりもマグネシウム(ミネラル)を含んではいますが、単体もしくは特定成分のミネラル摂取は危険を伴う場合があることを認識する必要があります。サプリメントを摂取する場合の考え方も同様です。 かつての厚生省は「骨粗しょう症はカルシウム不足から」としたことによって、「カルシウム剤」が流行った結果、それだけを飲み続けると逆に骨を一層弱くすることが判明したことについて「単体摂取(1つの成分だけを摂り続けること)は危険」との警告を発しました(アメリカではそれ以前に既に警告が出されてました)。 その後、「カルシウムとマグネシウムの割合2:1で摂りましょう」に変わって来ました。ただ実際のところカルシウムが骨に定着するためには、マグネシウムの他にカリウム、ナトリウム、鉄、リン、鉛・・・なども必要なことが分かっています。これを「ミネラルの相互作用」と言います。ミネラルは数多く摂取しなければならない理由はこういうことからです。 このような理由からミネラルの「単体摂取」はおススメしません。また限られた成分、片寄った成分を日常的に摂り続けると、反自然的な作用が起こる可能性を否定できないことを知っておかなければなりません。「にがり」もしかり、です。 「にがりブーム」がヒトの体に必要不可欠な基礎栄養素であるミネラルへの関心を高め、間違わない摂取方法を知るきっかけとして役立ったとするならば社会的にも意義あったのかもしれませんが。 ミネラルやにがりの基礎的知識も得られることなく「にがりは体にいい」というイメージだけが先行するのであれば、逆に弊害が増幅していくことが懸念されます。 「にがり」の原料は多種のミネラルを含む海水であることから、「良いにがり」は「良いミネラル源」につながるとも考えられます。ただ実際は、海水から塩分(塩化ナトリウム)だけを取り出せるわけではなく、一緒に多くの微量ミネラルも取り出されてしまいます。 たとえば天日塩を作る場合、 塩を作る工程でカルシウムやナトリウムはほぼ全部、カリウム分の大部分、そしてマグネシウムの一部も含有されます。よって、塩を採取したあとに残ったにがり(苦汁)の主成分はマグネシウムとなります。 逆に言うと、天日塩にはカルシウムやナトリウムだけでなく微量ミネラルも多種類含んでいるわけです。塩を選ぶなら天日塩をおススメするのはこの理由です。 天日で数か月以上じっくり作られた塩を引き上げた後のにがりは、マグネシウムが主成分とはいえ、微量ミネラルも含まれています。 天日塩を作ったあとのにがりなら塩分を含まないグレードの高いにがりと言えますが、人為的に濃縮加工してミネラルバランスが失われたにがり、塩分が残されたままの低品質のにがり等が、健康飲料として継続使用をおススメできないにがりなのです。 「にがりもどき」は健康のためにも避けるべき。成分表示からはわからない場合がありますので、不明な場合には製造方法を販売店またはメーカーに確認する位の慎重さは必要かと思います。 様々な食品の中には「天然」と表示しながらそうは言い難いものもあります。例えば「天然カルシウム」といって動物の骨などを粉末にしただけのものもあります。また海水由来というだけで「天然にがり」と称しているものがありますが、ブームで100種類にも急増したと言われる「にがり」の中に、本当の意味で、人工的な手を加えることなく自然のままの成分を保った「天然」と言えるものはごくわずかではないかと思われます。 市場に出回っているにがりの多くはマグネシウム(Mg)とナトリウム(Na)が過剰に添加されています。添加されたものは時間が経つにつれて塩の結晶が出来て沈殿します。人為的にミネラル成分数を調整したもの、調整されて薄くなったもの、化学的に精製されたものなどがあるようです。このようなものはぜひ避けてください。ミネラルの種類が多いほど濃度が高く比重が重いことも覚えておいてください。 愛飲者には申し訳ございませんが、私はにがりは飲みません。 製造方法が明確に記載され、商品パッケージに「マグネシウム含有食品」等と書かれているものは飲用・料理にも使うことができます。高品質なにがりと思われる2社のにがり商品(100ml中)の成分を見ると「食塩相当量:9.7g、マグネシウム:5.7g、カリウム:1.6g」、「食塩相当量:10.6g、マグネシウム:5.6g、カリウム:1.6g」。マグネシウムはカルシウムと相関関係にあるので必要なミネラルではありますが、メーカー推奨使用方法を参照にしながら、マグネシウム過剰摂取に注意して摂取して頂きたいと思います。 良いと思います。にがりの主成分のマグネシウムは保湿作用もあるので、入浴後に使うローション100mlに対し1-2滴加えて使うのはおススメです。マグネシウムは水分を含むとべたつきやすい特性があるので入れすぎないようにしてください。成分変質を懸念して、1週間分使う量約50ml程度の別容器に移し替えて1滴入れて使うのがベター。また入浴直前に、洗面器半分のお湯に5滴ほど入れてよく混ぜ、顔につけ、全身にかけて上がるのは乾燥対策におススメです。 グレイトミネラルは、アメリカ合衆国の塩水湖(グレイトソルトレイク)の水を約1年間天日濃縮(海水の50倍)し、その過程で結晶化する塩分だけを除去(99.5%)し、ミネラル成分で飽和状態になった濃縮液で、イオン化されています。「イオン化」とは吸収されやすい形である状態を指します。 サプリメント先進国のアメリカでは毎年厳しい基準の元での検査が行われます。その厳しさは日本の比ではありません。有害物資の有無も含め、その成分、色度まで検査が行われ、規格から外れたものは全て廃棄処分。このグレイトミネラルは問題なくその難関をクリアしている製品です。 過去に重大な事故が発生している(国立栄養研究所指摘)。
同研究所では「ダイエットに効果」の根拠は全くないとも。 アメリカの国の基準に基く厳しい検査のもとにサプリメントとして製造、販売が許可されている。(日本には同様な基準はない)
国にも、業界にも基準がない。従ってその品質は一定せず、摂り続けるにはある種の危険が伴うと考えられる。にがりには海水を煮詰めただけの「濃い塩水」にすぎないものもある。そもそも「にがり」とは海水から「塩」を取り除いた後に残る液である。 健康補助食品として(アメリカで)品質が保証された製品である。
海水を釜で炊く(釜炊き製法)などで人為的に濃縮し、結晶化する「塩」取り出した後の液。従って自然のミネラルバランスは失われている。 塩水湖水を1年間天日で濃縮する間に、『塩分』の99.5%は自然のまま結晶化され、沈殿し除かれる。ミネラル成分は自然のままに飽和状態に濃縮される。残りの液は、塩湖の78種類のミネラルを含有している。(アメリカ・ユタ州・ウェバーステート大学分析による) 「食品」として認知されたものではない (豆腐凝固剤) アメリカでは30数年にわたり健康補助食品として広く用いられ、日本へは食品衛生法上の分類により、「調味料」として輸入許可を受けている。 本当はニガリではなく 体に良いミネラルをお探しなのでは?!その理由は… にがりは豆腐の凝固剤(添加物)で、もともと人間が飲むために作られたものではない
健康食品のように継続摂取にふさわしいものではない
健康・ダイエットブームに便乗したが、その根拠なし
特定ミネラルだけの継続摂取はおススメしません!
人工的に成分や濃度調整がされている”にがりもどき”
私が飲むのは、自然のまま70種のミネラルを含有するマルチミネラル。
ミネラルをバランスよく摂取したいならグレイトミネラルがおススメ!
しかし、にがりはマグネシウムもさることながら「食塩相当量(塩分:塩化ナトリウム)」も多いのが気になります。塩分は普段の食事で十分な補給ができているはずなので追加補給の必要性に疑問。そこで、毎日の飲用・料理に使うミネラルとして「塩分を99.5%削減した総合ミネラル」である「グレイトミネラル」がおススメ。塩水湖グレイトソルトレイクの水100%で造り上げた天然ミネラル。一部のミネラル成分に偏らず、上記の「ミネラル強力関係図」に記載している多種多様なミネラルを含有しています。 グレイトミネラルとは
にがり
グレイトミネラル
安全性
品質
製法
信頼性
以下もミネラルを含有する人気商品です!
- 2024.10.29
- 10:21
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