コンディショナーとトリートメント
コンディショナーは、その名の通り「髪をなめらかに整える」アイテム。髪に艶となめらかさを与えてすべりを良くし、ぱさつきを抑えます。
トリートメントは、「髪表面と内部にエキス・油分・補修成分を与え、髪状態を整えながらダメージケアも期待できる」アイテム。トリートメントにはコンディショナーの「髪表面を整える」機能も含まれているので、トリートメントを使えばコンディショナーはとくに使う必要はないと考えます。ダメージのない方はコンディショナーだけでも。ただダメージがある場合にはコンディショナーとトリートメントの併用は一時的におススメです。
【補足事項】一般的なコンディショナーやトリートメントの大半に人工被膜剤のシリコン(メチコン・ジメチコン・シクロメチコン等)が配合されています。髪に被膜を作って傷みの凹凸をコーティングすることで艶、なめらかさを演出するものです。
トリートメントにはダメージケア効果も期待できますが、シリコン入りの場合、人工被膜で覆われているので傷みが解消されたかどうかは「素の髪チェック」をしないとわかりません。魂の商材屋オリジナルの魂のハッピーシャンプーでの素の髪チェックはおススメ。数回使うことで被膜成分が剥がれ落ちて素の髪があらわになります。ダメージが大きいほどキシミを感じ、絡まりもあります。
トリートメントのタイプ
「洗い流さないタイプ(アウトバス)」のトリートメントも出回ってきています。主流の「洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントはどちらが良いの?」ということに関してはどうなのでしょうか?
店長佐藤は、総合的に見て「洗い流さないトリートメント」に軍配を上げたいと思います。
その理由ですが、まずコスト面。
コンディショナーもそうですが、洗い流すタイプは「配合成分の約97%はお湯と一緒に流れてしまい、残るのはわずか3%程度」と言われます。
たとえば、3000円の洗い流すトリートメントであれば、わずか90円分の成分を髪に残すために3000円払う。2910円はお湯と一緒にお金も流している。97%分のお金を流してしまうようで非常にもったいない気がしますが、髪を美しく見せるためにはしかたないですか?
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ハッピーリペアトリートメント |
洗い流すトリートメント |
内容量 |
100ml |
200ml |
価格 |
3000円 |
3000円 |
1ml単価 |
30円 |
15円 |
1回の使用量 |
1ml(0.5ml×2プッシュ) |
6.7ml |
使用できる回数 |
100回 |
30回 |
1回使用分のコスト |
30円 |
100円 |
髪に残した実質成分コスト |
30円 |
5円(100円の5%) |
髪に残した実質コスト総額 |
3000円 |
150円(5円×30回) |
お湯と一緒に洗い流したお金 |
0円 |
2850円 |
次に効果の面。
効果の面でも当然大きな違いはあります。洗い流すと配合成分の約3%しか髪に残らない、洗い流さなければほぼすべての成分が髪に残せます。保湿・艶・エキス等の有用成分がそのまま長時間髪に留まるので効果が必然的に違うはずです。
ただし、洗い流さないタイプをおススメする前提条件があります。
それは、髪(頭皮にも)に残るのは好ましくないと魂の商材屋が考える成分、つまり、石油由来・人工シリコン・合成ポリマー、防腐剤・酸化防止剤・色素・人工香料などの化学合成添加剤が配合されていない真の無添加トリートメントであることが大前提。
これらを配合している市販の洗い流さないトリートメントは多いですが、あくまでメーカーさんの考えかた次第。賛同するか否かは消費者の判断にゆだねられます。
考えますに、自然環境やコストパフォーマンスを加味しますと、洗い流すタイプから「洗い流さないタイプ(アウトバストリートメント)」へ向かう傾向が高くなるのではないかと予想しています。
しかし普及するまでには難しい問題が2点あります。
今まで使い慣れてきたタイプをすぐ変えるのは心情的に難しい部分があるのと、洗い流さないタイプは髪や頭皮にまるごと成分が残るので、石油系や化学成分に依存してきたメーカーはそう簡単には移行しにくい。この2点です。
頭皮・手肌に付着しても心配ない本当の無添加トリートメントがどんどん開発されれば素髪の美しい方が増えるでしょうし、ヘアケア商品全体のレベルアップにもなるでしょう。今後に期待です。
コンディショナーの必要性は?
上述しましたようにトリートメントはコンディショナーの機能性を有するので、トリートメントを使うのであればコンディショナーはとくに必要ないと考えます。こんなことを申し上げると売上は減るでしょうが、お客さまのために正直な所見をお伝えしています(笑)。
コンディショナーとトリートメントを必ず一緒に使うようにアドバイスしているメーカーやショップもあるようですが、コンディショナーだけ、またはトリートメントだけで十分。コスト面を考慮して過剰な使用を省くことをおススメ。そのコスト分、日常的に使うヘアミストなどのアイテムにお金を費やしたほうが賢明だと思います。
ただ以下のような場合には、しばらくはコンディショナーを併用される必要性は感じます。
市販の合成シャンプーから『ケミカルフリーの本当の無添加シャンプー』に切り替えた場合
市販の合成シャンプーから本当の無添加シャンプーに変えた場合、人工シリコンの被膜や合成ポリマーを剥ぎ落とすので、初期の段階では、キシミ・絡まり・パサつきを感じる場合が多いです。
特に乾かしたあとに、パサつき・ごわつきを感じる、まとまりが悪い等を感じる場合には「素の髪」の傷みが原因の可能性が高いと考えられます。「素の髪」があらわになり、傷みが大きいほど、また髪の水分量が不足して乾燥しているほど不快感は増すと思われます。
市販の合成シャンプーから魂の商材屋オリジナル1番人気の魂のハッピーシャンプーに乗り換えた際に、キシミや絡まる現象が起こる方は少なくないようです。
一般的な無添加シャンプーによく配合されているのが「ポリクオタニウム(陽イオン界面活性剤)」。これが配合されていればキシミや絡まりがなく、
シリコンに似た手触り、仕上がりになります。魂の商材屋オリジナルヘアケアにはこれさえ配合していません。
「今まで使った無添加シャンプーはきしまなかったのに魂のハッピーシャンプーはきしむ。どうして?」とお尋ねになる方がおられますが、上記の理由です。
「素の髪」に傷みがあると感じられた場合、ダメージ回復を実感できるまではコンディショナーも併用されることをおススメしております。回復後はコンディショナーまたはトリートメントだけでも結構です。
一般的な無添加シャンプーにはこのように「ポリクオタニウム」が配合されています。
・水
・ココイルグルタミン酸TEA(合成界面活性剤)
・グリセリン
・コカミドDEA(合成界面活性剤)
・ラウラミドプロピルベタイン(合成界面活性剤)
・ホホバ油
・グリチルリチン酸2K
・センブリエキス
・ボタンエキス
・オウバクエキス
・オタネニンジンエキス
・アルニカ花エキス
・セイヨウオトギリソウエキス
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・セイヨウキズタエキス
・セイヨウトチノキ種子エキス
・ハマメリスエキス
・ブドウ葉エキス
・カミツレエキス
・ヤグルマギクエキス
・トウキンセンカ花エキス
・フユボタイジュ花エキス
・ローマカミツレ花エキス
・ポリクオタニウム-10(陽イオン界面活性剤)
・BG
・メタリン酸Na
・エタノール
・フェノキシエタノール(合成防腐剤) |
なぜ洗い流さなければならないの?
一般的なコンディショナー、トリートメントはなぜ洗い流す必要があるのでしょう?
トリートメントの注意書きに「髪にトリートメントが残らないようにしっかり洗い流してください」と書いていたりします。
髪にとって良いはずなのにどうして洗い流さねばならないのでしょうか?
たとえば、石鹸シャンプー後に使うリンスの目的が、「石鹸シャンプー後の髪を中和させるなど、シャンプー後の髪ケアを行う製品のため」、ということであれば、石鹸シャンプーでアルカリに傾いた髪が中和されて落ち着いたら洗い流すという、はっきりした洗い流す理由があります。
しかしトリートメントは英語で、「処置・手当て」等という意味で、そもそも髪を健康にする目的で考えられたもの。髪を健康にするものなのに洗い流してしまえば配合成分の約97%は洗い流されほとんどが髪に残りません。それなのにどうしてトリートメントは洗い流さなければならないのでしょうか?
その理由として考えられることは以下。
1. 使用感で好まれる傾向にある
洗い流さないトリートメントには、ミルクタイプ、クリームタイプ、オイルタイプ等がありますが、使用後べたつく、使用感が良くない、好ましくない成分が付着する懸念があり、あまり好まれないことが多かった過去があったようです。そのために 「使用性」が良い洗い流すトリートメントが主流になってきた経緯があります。
ただ現在の洗い流さないトリートメントは改良が重ねられ、初期のものに比べてべたつきは少なく、成分グレードや使用感がアップしています。ちなみにオリジナルの魂のハッピーリペアトリートメントはケミカルフリーの完全無添加で造り上げています。
2. 洗い流さなければならない成分が含まれている
一般的な洗い流すトリートメントには、(石油系)合成界面活性剤、人工シリコン(メチコン・ジメチコン・シクロメチコン等)、合成ポリマー、化学合成添加剤が必ずと言ってよいほど配合されています。
その中でもカチオン系界面活性剤が主成分のトリートメントでヘアケアすると、髪が静電気を帯びないので広がりにくく、しなやかにまとまりますが頭皮の健康上に問題があります。
石油系合成界面活性剤や化学成分が頭皮を刺激し、毛根に入ると育毛を阻害する可能性が出てきます。そのためにしっかり洗い流さなければならないのです。
3. 洗い流しても髪に残るような強い成分を使用している
一般的な洗い流すトリートメントには、洗い流すことで約97%の成分が流れ落ちても効果が期待できる強い成分が入っています。それは、ヘアケアにおいて抜群の使用感を実感できる「シリコン」。
シリコンは言わずと知れた「人工コーティング剤(被膜剤)」。シリコンを配合することで摩擦が減り、キシミや絡まりはなく、手触り良くなめらかな仕上がりを実感できます。また髪に艶を出し、質感良く感じるような演出効果に優れています。
コンディショナーもそうですが、一般的な洗い流すトリートメントには、ほとんどが洗い流されても髪に残ったごくわずかな量でさえ高い効果を期待ができる生分解性の低い化学成分が使用されているのです。
わずかに髪に残ったごく微量でも確かに実感できる。これはある面スゴイこと。だから沢山の量を髪に付着させる必要はなく、洗い流さなければならないのです。
しかし生分解性が低いので、人工シリコン入りのコンディショナーやトリートメントを毎日使用している限りはいつまでも髪表面に付着し続けます。シリコンが入っているのはトリートメントだけではありません。一般的な合成シャンプーやコンディショナーにも配合されています。生分解性が低いことは自然環境の面でも考えるべき問題と思いますが。
『素髪・頭皮の健康』にとって一考の余地ありのシリコン配合のヘアケア商品を、今後も使うのかどうかはあなた次第です。
店長の追伸
当店オリジナルの魂のハッピーHBコンディショナーは、シリコンは当然、石油由来原料・ポリクオタニウム・化学合成添加剤を使用せずに造り上げています。ですから一般的なコンディショナーのように念入りに洗い流す必要はなく、つけて1分置いたあと、「サーッとわずか2秒」すすぐだけで良いです。
髪・肌・頭皮に付着して良くないどころか、天然由来の有用成分を髪に残して欲しいのでわずか2秒のすすぎで良いのです。本当は洗い流す必要はない成分ですが、粘性がなく髪全体に広がりにくいので、いきわたらせる時間が2秒ということ。ショートヘアなら1秒でも。普通のコンディショナーでは出来ないことです。
またこれもオリジナルですが、魂のハッピーリペアトリートメントもケミカルオールフリーで造り上げています。頭皮に刷り込んで乾燥ケアも可能。この製品グレードなら頭皮・肌に付着することへの不安要素なし。髪につけたあと、手についた成分はもったいないので腕に塗って頂くことをおススメしています。
単に、艶・なめらかさ・仕上がりの良さだけに注力するのであれば、化学成分を多用することで、簡単に安価なコンディショナーやトリートメントを製造することができます。しかしこれに『髪・肌・頭皮の健康・自然の美しさ・安全性』までを考慮すると安易ではない企画開発になります。
真の無添加を求めるお客さまのために、安心と実感を加味したオンリーワン開発に日々奮闘しております。