髪の乾燥とは?
魂の商材屋では、髪の乾燥対策用のアイテムをお尋ねになるユーザーさんは少なくありません。
ただ、髪の保水・保湿用のヘアケアアイテムを使ったからといって、スムーズな解決に導かれるかというと、必ずしもそうとは言い切れません。それは、根本的な部分の知識不足や認識の違いがあると考えられるからです。
「髪の乾燥」とは、ツヤがなく、パサつき、ごわつき、絡まりやすくなる状態のこと。これは、髪表面を覆うキューティクルの傷みや、内部の水分・油分の不足が主な原因と考えられます。
今まで多くの方々の相談に応対し、蓄積したノウハウに基づき、髪の乾燥の原因と対策・解消へのお役立ち情報を、敏感肌、乾燥肌、自然派志向の方々に向けてお伝えします。
髪の乾燥の主な原因
1. 適切ではないヘアケア
● 洗浄力の強すぎるシャンプーを使っている
石油由来等の強い洗浄力の強いシャンプーは、頭皮や髪に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を招きます。
シャンプーの洗浄や乳化目的で配合されている以下のような刺激性の強い成分は、髪の乾燥を招きやすいので、乾燥毛の方は控えて頂くことをおススメします。「界面活性剤とは? 種類と選び方」に詳しく記述しています。
◎ ラウレス硫酸Na(SLS)
◎ ラウリル硫酸Na
◎ スルホン酸Na
◎オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
◎ココアンホ酢酸Na
◎ ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
◎ キシレンスルホン酸アンモニウム
◎ パレスー3硫酸Na
◎ パレスー3硫酸アンモニウム
◎ ラウリル硫酸アンモニウム
◎ アルキルエーテル硫酸ナトリウム
◎PEG-◯◯(ポリエチレングリコール系)
◎コカミドDEA(ジエタノールアミン誘導体)
◎ステアリン酸PEG-◯◯ など
● シャンプーのしすぎ
シャンプーをつけて洗髪するのは1日1回。または隔日がおススメ。シャンプーをつけない日は、お湯だけの湯シャンもおススメ。頻繁なシャンプーは、髪の水分や油分を過剰に取り除き、乾燥の原因となります。また予洗い時には、シャンプーをつけずお湯だけで行うことを習慣化してください。
● 被膜剤に注意
一般的なシャンプーやコンディショナー・トリートメントに配合されているシリコンやポリクオタニウム等の人工被膜剤は、髪の艶やしなやかさを演出はしますが、内部の乾燥やキューティクルの傷みに気づくのが遅くなり、手当が後手に回る懸念があります。
● 濡れた髪の放置
髪は濡れているときに最もデリケートといわれます。濡れたまま長時間放置すると、キューティクルが開いた状態が続き、水分が蒸発しやすく、乾燥毛に導かれやすくなります。タオルドライしたあと、すぐドライヤーをかけ、8分程度乾かしたらあとに冷風で乾かすと、熱によるオーバードライとダメージを防げます。
2.熱(ドライヤー・ヘアアイロン)によるダメージ
高温の熱はキューティクルを開かせ、内部の水分を蒸散させます。ヘアドライヤーやヘアアイロンの熱は、髪の水分を奪い、タンパク質を変性させる懸念があるので注意が必要です。
3. 紫外線の影響
髪は肌以上に紫外線ダメージを受けやすく、タンパク質(ケラチン)が壊れ、キューティクルを傷つけ、乾燥や変色の原因に繋がります。これにより、髪の保水力が低下し、乾燥しやすくなります。
4. ヘアカラー・パーマによる化学的ダメージ
カラーリングやパーマは、薬剤によって髪の内部構造を変化させます。この過程でキューティクルが開き、髪の栄養分や水分が流出しやすくなります。繰り返しの施術は、髪の乾燥をさらに増幅させる可能性があります。ナチュラルなヘアカラーには、天然のトリートメント効果もあるヘナがおススメです。
5. 年齢による皮脂分泌の低下
肌にも言えますが、年齢とともに頭皮の皮脂分泌量が減少し、髪の水分保持能力も低下する傾向があります。頭皮と髪の自然な油膜が減り、乾燥を招きやすくなります。
6. 水道水の塩素や摩擦
水道水の塩素は髪にダメージを与え、また濡れた髪をタオルでゴシゴシ拭くこともキューティクルを傷める原因です。長年の乾燥毛の方は、塩素除去の浄水シャワーを使うのもよろしいかと思います。
髪の乾燥対策について
1. 低刺激のケミカルフリー無添加シャンプーを選ぶ
● シャンプーの見直し
頭皮と髪に低刺激の、界面活性剤不使用シャンプー、アミノ酸やベタイン系の無添加シャンプー、石けんシャンプーがおススメ。
◎予洗い後にシャンプーをつけ、頭皮マッサージをしながら洗髪してください。髪の毛は泡でなでるだけで落とせます。
◎すすぎは丁寧に行ってください。その際も、軽い頭皮マッサージをお忘れなく。
● コンディショナー・トリートメントを使う
◎シャンプー後には、髪をなめらかに整えるコンディショナー、ダメージのある方は、髪を補修しながらしなやかに整えるトリートメントをお使いください。一般的には洗い流すタイプなので、敏感肌にも低刺激な、石油系や化学成分のないケミカルフリー無添加がおススメ。
◎コンディショナーの成分内容にも依りますが、髪全体になじませ、2-3分放置してから洗い流して頂くのは、髪に潤いと栄養を与える点でおススメ。ちなみに、オリジナルの魂のハッピーHBコンディショナーは、放置してからすすぎは2秒でOKです。
● アウトバストリートメントを使う
◎タオルドライ後、ドライヤー前に洗い流さないトリートメント(ヘアミルク、オイルなど)をつけるのはおススメ。洗い流さないので、全成分を残せるのが最大ポイント。髪に潤いを与え、ドライヤーの熱から髪を守る効果が期待できます。
ただし、全成分を髪に乗せるので、髪の乾燥を招きやすい石油由来成分、合成ポリマー、防腐剤等の化学合成添加剤不使用のアウトバストリートメントがおススメ。オリジナルの魂のハッピーリペアトリートメントが的確。
コンディショナー・トリートメントは一般的に洗い流すタイプが多いですが、それは、洗い流さなければならない理由があるからです。また、コストパフォーマンスを考慮すると、洗い流さないタイプの方をおススメします。
● ヘアローション・ヘアミストを使う
洗髪後にコンディショナー・トリートメントを使うだけでは「乾燥毛」には物足りないかもしれません。日中にも乾燥予防として、ヘアローション・ヘアミストをこまめに使うのはおススメです。ブラッシング時にも使え、まとまり良い髪にするにも的確。
2. 洗髪頻度は「1日1回」、お湯はぬるめで(36-40℃)
熱すぎるお湯は皮脂を過剰に奪います。36-38℃程度がよろしいでしょう。とくに乾燥が気になる方は、シャンプーを使った洗髪は隔日にして、湯シャンも取り入れるのは良いです。
3. ドライヤーは 適切な距離+冷風仕上げ
◎入浴後は、タオルで優しく水気を拭き取り、できるだけ早めにドライヤーで乾かしましょう。
◎ドライヤーを当てる前に、洗い流さないトリートメントをつけると熱ダメージを軽減できます。
◎ドライヤーは、髪から20cmほど離し、同じ場所に熱を当てすぎないように、左右に振りながら使いましょう。
◎完全に乾かしきるのではなく、8割程度乾いたら冷風に切り替えると、オーバードライを防ぎ、キューティクルが閉じやすくなり、髪にツヤが出やすくなります。
4. 紫外線対策を忘れずに
外出時は帽子をかぶる、UVカット傘や遮光傘を使って紫外線から髪と肌を守るのは効果的。
5. タオルドライは 押さえながら やさしく
髪は濡れているときが最もダメージを受けやすい。ゴシゴシこすらず、タオルで髪を挟み、叩くようにしてで水気を取るのがポイント。
6. ブラッシングはやさしく
◎髪の物理的な摩擦を減らすのも乾燥毛対策に有効です。
◎髪が濡れている時は、目が粗い櫛で優しく梳かしてください。
◎乾いた髪をブラッシングする際は、静電気が起きにくいヘアブラシを選び、毛先から絡まりを解くように梳かしてください。使うほどに髪になじみ、艶を与える天然毛ヘアブラシがおススメです。
◎就寝時は、摩擦を防ぐためにナイトキャップを着用するのも有効。
7. オイルケアもおススメ
天然成分のオイル(モリンガ、タマヌ、ライスジャーム、アルガン、ホホバなど)で毛先をケアするのも効果的。ベタつかず、艶やかでまとまりのい良い髪になります。入浴時に、髪全体にオイルをつけ、タオルを巻いて5分ほど放置するホットタオルもたまのスペシャルケアにおススメです。
8. 食生活の見直しで「内側から髪のうるおい力」を育む
健康的なカラダも髪も、バランスの取れた食生活が大事です。
髪はケラチンと呼ばれるタンパク質からできています。髪の毛の構成成分の約90%がケラチンで数%がミネラル。ケラチンは、シスチン、グルタミン酸という必須アミノ酸ほか様々なアミノ酸が繋がって造られています。
髪の健康に必要なタンパク質(アミノ酸)、ミネラル、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂取しましょう。食事からはもちろんですが、オーガニック発酵スーパーモリンガのような100%天然サプリメントからの摂取もおススメです。
まとめ ナチュラル志向のユーザー様へ
髪の乾燥は、ヘアケアアイテムや外部環境からの刺激、そして内面の栄養バランスの崩れなどが重なって起こります。市販のシャンプーやトリートメント等のヘアケアの多くは、化学成分を多用した「一時的な見た目&手触り重視」で、根本ケアにはなっていません。
「髪と頭皮を本当にいたわる」ケミカルフリーのナチュラルアケア商品と、今までの習慣の見直しと実践で、「素の髪」は確実に変わっていきます。まずはご自身の髪の状態とライフスタイルを見直し、できそうなことから取り入れてみてください。髪の乾燥もほぼ後天的なもの。きっと改善できると確信!