「顔のテカリ」とは
肌表面に皮脂(油分)が過剰に分泌され、光を反射してツヤツヤ、ギラギラ光って見える状態のことを指します。
特に、
・Tゾーン(おでこ・鼻)
・小鼻周りやアゴ先
などの皮脂腺が多い部分に目立ちやすく、放っておくと、化粧崩れ、毛穴が目立ち、黒ずみ、ニキビなどの肌トラブルにつながります。
「健康なツヤ」と「不快なテカリ」の違い
健康的なツヤ | 健康的なツヤ |
適度な艶やかさ | 表面がベタつき、脂っぽくギラつく |
触れてもさらっとしている | 触るとぬるぬるしてベタつく |
肌色が均一 | 毛穴の開き、赤みが目立つ |
顔のテカリは、皮脂の過剰分泌による「肌バランスの乱れ」のサイン かもしれません。
なぜテカるの?
皮脂自体は「肌のうるおいを守る大切なバリア」です。
しかし、以下のような要因で「皮脂が“必要以上に分泌」されるとテカリにつながりなります。
◎肌の乾燥(=インナードライ)
◎ホルモンバランスの乱れ(特に男性ホルモンの影響)
◎紫外線・気温の上昇
◎ストレスや睡眠不足
◎食生活の乱れ(油っこい物、ジャンクフード、糖質過多)
肌は「乾燥=皮脂を出して肌を保護しよう」と働きかけるため、「乾燥肌なのにテカる」「化粧崩れが起こる」という矛盾した現象が起こる場合があるのです。
テカリは肌からのSOSサイン
顔のテカリは、「皮脂が出すぎてしまっている状態」=肌のバランスが乱れているのです。
テカリを抑えるためには、
・肌表面だけでなく内側の乾燥や生活習慣を見直すこと
・拭き取りや保湿などで肌の土台を整えること。ただし、過剰な保湿は控えてください。
要は、スキンケアと生活習慣の両面からの見直し&アプローチすることが大切です。
【テカリの原因】なぜ夏に皮脂が増えるの?
顔のテカリ、特に夏場に気になる過剰な皮脂の分泌は、以下のような要因が複合的に絡んで起こります。
1. 気温・湿度の上昇
皮脂腺は、外気温の上昇で活性化され、皮脂を多く分泌します。とくに30℃を超えると皮脂の分泌量は急増します。
2. 紫外線による皮脂腺刺激
UVを浴びると皮膚が乾燥してバリアを低下させ、皮脂腺を刺激して皮脂分泌を増やすといわれます。
3. 乾燥による皮脂の「過剰分泌く」
意外に思われるかもしれませんが、肌の内側が乾燥していると、肌は「守らなきゃ!」と皮脂を過剰に出して潤そうとします。
4. ホルモンバランスの乱れ
ストレス、睡眠不足などでホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が活発になります。
5. 食生活の乱れ(脂質・糖質過多く)
油を使った料理・甘い物・アルコールの摂りすぎは皮脂腺を刺激し、皮脂が増えます。
6. 誤ったスキンケア
洗顔のしすぎ、石油由来の強すぎる洗浄成分、化学添加剤やアルコール入りの化粧品は、肌を乾燥させやすく、皮脂が増える要因と考えられます。
【テカリ対策】今日から実践しましょう!
スキンケア編
◎朝の洗顔はぬるま湯か水でやさしく
石鹸や洗顔料を使わないので、皮脂を取りすぎず、適度にリセット。洗浄剤を使った洗顔はなるべく1日1回に。
◎洗浄剤は「低刺激」を選ぶ
無添加石鹸、または石油由来や化学添加剤不使用の洗顔料が望ましい。
◎クレイ系での洗顔やフェイスパックを週1-2回取り入れてみる
毛穴をスッキリさせ、毛穴の詰まりを防ぎ、皮脂分泌をスムスに。
◎汚れた皮脂除去作用のある石鹸を使ってみる
竹炭やくちゃ(沖縄の海泥)配合の無添加石鹸での洗顔はおススメ。
◎プレ化粧水(拭き取り化粧水)を週3-4回使ってみル
毛穴の汚れた皮脂、古い角質、化粧品の取り残しによる毛穴の詰まりをクリーンに。
◎収れん(毛穴の引き締め)の期待がもてる化粧水を取り入れる「
プレ化粧水フルボ、シェルミラックスキンコンディショナーが該当。毛穴を引き締め、皮脂分泌を穏やかに。
◎化粧水の重ねづけでしっかり保湿
肌の内側の乾燥(インナードライ)を防ぎ、皮脂の過剰分泌を防ぐ。モイスチャーベース化粧水はおススメ。
◎週に1-2回、化粧水での保湿パック
余分の水分バランスを整えるのにおススメ。しっとり系のアルピ二エッセンスローションはその筆頭。
◎朝のスキンケア後にティッシュオフ
余分な油分を拭き取ってメイク崩れを防止。
◎化粧水でこまめな保水も大事
朝晩だけではなく、乾燥を感じたらすぐに化粧水で保水。1日何度でも。ライトな潤いのスーパーウォータープラスはおススメ
生活習慣編
◎6-7時間の質の良い睡眠を確保する
身体・肌をしっかり休めて内外のバランス安定と促進。
◎ストレスをためこまない(深呼吸・瞑想・軽い運動)
ストレスは皮脂の原因にも。心身のリラックスに努める。
◎毎日ぬるめの湯で湯船に浸かる
血流を良くし、代謝を整える。
◎エアコンの温度と当たりすぎに注意
温度を上げすぎて肌内側の乾燥を招かないように。
食生活での改善ポイント
皮脂は食事の影響を大きく受けます。野菜や豆類は毎日しっかり摂り、以下を意識して加減して頂くとよろしいでしょう。
摂るべき食品
・ビタミンB2・B6(皮脂コントロール)
レバー、納豆、卵、バナナ、マグロ、アーモンドなど
・ビタミンC・E(酸化ストレス予防)
ブロッコリー、キウイ、いちご、トマト、ナッツ類など
・食物繊維(内面環境改善)
玄米、ごぼう、海藻、オートミールなど
・オメガ3脂肪酸
青魚(サバ・イワシ)、亜麻仁油、えごま油など
控えたい食品
・油を多く使う料理、マーガリン、スナック菓子などに含まれるトランス脂肪酸
・糖質の多いお菓子・パン類・ジュース
・アルコール。ただし、適度なアルコールは百薬の長。
◎様々な栄養素やフィトケミカルを含有する天然100%サプリ、オーガニック発酵スーパーモリンガでサポートするのもおススメ。
まとめ
必要なのは、「皮脂=悪者」と考えず、適切なバランスを保つことです。皮脂は、艶・なめらかさ・柔軟性・バリアなどに必要不可欠なものです。抑えすぎず、適度な皮脂で自然な潤いを確保できるようにコントロールしてあげるのが理想です。