魂の商材屋の、ヘアケアに関してのご相談の中で多いのが「ダメージヘア」。ダメージヘアの原因、ケア方法、予防法などを記述しました。
ダメージヘアとは?
髪の構造や表面に、物理的・化学的・環境的なストレスが加わり、健康な髪本来の状態が崩れている髪のことを指します。
ダメージヘアは基本的に後天的なものです。生まれつき「ダメージヘア」の人はいません。髪の毛自体は「死んだ細胞の集合体(ケラチン:アミノ酸)」で、外的要因に対してとても繊細な構造をしています。そのため、日々の生活習慣やヘアケアの方法、外的ストレスによって容易にダメージを受けることになるのです。
「先天的に髪が細い」「くせ毛で絡まりやすい」「乾燥しやすい」といった特徴を持つ人はいます。これは髪質で、「ダメージ」ではありません。ただし、そのような髪質はダメージを受けやすい傾向があるので、日常的なケアがより重要になります。
健康な髪の構造
髪は、キューティクル、コルテックス、メデュラの3層でできています。
層の名称 | 特徴と役割 |
キューティクル | 髪表面のうろこ状の層。髪の内部を保護。 |
コルテックス | 髪の90%以上を占める主構造。たんぱく質・水分・色素が含まれる。 |
メデュラ | 髪の芯(太く硬い髪のみ)。空洞も多い。 |
この構造が壊れることで「手触りが悪い」「ツヤがない」「切れ毛や枝毛」「カラーが抜けやすい」といった症状が出ます。
ダメージヘアの状態(見た目・感触)
・ゴワゴワ・バサバサ
・枝毛・切れ毛
・ツヤがない、パサつく
・アホ毛・浮き毛が目立つ
・指通りが悪く、絡まる
・まとまりが良くない
・カラーやパーマのもちが悪い
・髪が細くなった感じがする
・毛先が白っぽく見える など
ダメージヘアの主な原因(後天的要素)
以下のような、化学的・環境的・物理的要因が積み重なって、健康な髪がダメージヘアになることが多いです。
● 化学的ダメージ
・パーマ、カラーリング、ブリーチ(強い薬剤によるキューティクル損傷)
・洗浄力の強い石油系の合成シャンプーなど(洗浄力が強すぎると髪の内部が乾燥)
● 紫外線・環境ダメージ
・UVによる髪の日焼け・酸化ダメージ(髪のタンパク質変性)
・プールの塩素などの影響
・大気汚染物質の付着や酸化
● 間違ったヘアケア習慣
・洗髪後の自然乾燥(キューティクルが開いたままで摩擦が起きる)
・洗髪後のアフターケア(洗い流さないトリートメント等の保湿剤を使わない)
・頭皮ケア不足(頭皮環境を整えることが美しい素の髪への基本)
● 物理的ダメージ
・間違ったブラッシング(濡れた髪をブラシでとかす)
・タオルドライ時の摩擦(タオルでゴシゴシ)
・高温のヘアアイロン・コテ・ドライヤーの長時間使用
原因カテゴリ | 詳細説明 |
1 熱ダメージ | ドライヤー・ヘアアイロン・コテの高温がキューティクルを傷める。 |
2 紫外線 | UV‐A波がキューティクルや内部のたんぱく質を酸化・変性。髪の日焼け。 |
3 摩擦・物理刺激 | 濡れた髪のままブラッシング、ゴシゴシ洗髪・タオルドライなど。 |
4 化学処理(カラー・パーマ・ブリーチ) | 髪の内部まで薬剤が浸透し、たんぱく質変性ダメージ。 |
5 シャンプー・洗髪のし過ぎ | 石油系の合成シャンプー使用、1日複数回など洗髪のし過ぎ。 |
6 栄養不足・ホルモンバランスの乱れ | 髪を作る元(アミノ酸・ビタミン・ミネラル)不足。 |
7 環境要因 | 大気の乾燥・エアコン・海水・シャワーの塩素・大気汚染など。 |
ダメージヘアのケア方法
すでにダメージヘアの方のケア方法です。
ケア方法 | 内容 |
1.ケミカルフリーのシャンプー使用 | 髪・頭皮に低負担・低刺激の無添加シャンプーで洗う。 |
2.ぬるま湯(36-38℃)で洗髪 | 高温だと乾燥やキューティクルにダメージを招く。 |
3.洗髪後はすぐに乾かす | 自然乾燥はダメージ増幅。タオルドライの後すぐに乾かす。 |
4.タオルドライは優しく押さえる | ゴシゴシ厳禁。タオルで優しく水分吸収。 |
5.アウトバストリートメント使用 | 洗い流さないトリートメントやオイルで髪に保護膜を。 |
6.週1-2回の集中ケア | スキンケアオイルを髪につけてホットタオルをするのも効果的。 |
7.近くからドライヤーの熱を当てない | 根元から乾かし、毛先は最後。10cm以上離して。 |
8.ヘアブラシを替える | プラスチック製を使っている場合、天然毛ヘアブラシに替えるのはおススメ。 |
9.カラーやパーマの間隔を空ける | 頻繁な施術は控え、髪を休ませることも必要。 |
10.インナーケア(サプリや食事) | アミノ酸やミネラルを意識して摂取。モリンガはおススメ。 |
11.髪に低負担の整髪料を使う | 化学成分を極力含まない、髪に低負担のスタイリング剤を推奨。 |
ダメージヘアにならないための予防法
現在ダメージはないと思われる方も、今後のために要注意。
予防法 | ポイント |
1.ヘアアイロンは140℃以下・短時間 | 高温・長時間はキューティクルにダメージ。 |
2.濡れたまま寝ない | 枕との摩擦でダメージ。完全乾燥してから。 |
3.毎日のブラッシングを習慣に | 絡まり・切れ毛防止、艶・滑らか・頭皮の血行促進。 |
4.オイル等でのヘアパックで予防と保湿 | 乾燥による裂け毛・切れ毛を予防。 |
5.ノンシリコンだけでなく全成分をチェック | 刺激が強い石油系合成シャンプー(ラウレス硫酸Na等)注意。 |
6.毛先にもオイルなどの保湿剤を塗布 | 天然の保護膜で摩擦や乾燥を防ぐ。 |
7.カラーリングは部分染め中心に | 毎回全体染めはダメージが蓄積。※カラー剤の成分にも依る |
8.食事にタンパク質をしっかり摂る | 髪はケラチン(アミノ酸)で構成。豆・魚の積極摂取。 |
9.紫外線の強い日は帽子や日傘を活用 | 頭皮や髪にもUV対策。乾燥と頭皮・髪の日焼けに注意。 |
10.水泳直後によくすすぎ、できれば保湿 | プールの塩素によるダメージ注意。 |
11.こまめなブラッシングで静電気対策 | 静電気がキューティクルを傷めることも。天然毛ヘアブラシ推奨。 |
12.適度な運動・睡眠でホルモンバランスを整える | 髪の生成に重要。 |
13.頭皮ローションや頭皮マッサージの活用 | 頭皮環境を整えることがハリ・コシのある元気な髪に。 |
おまけ 髪の毛の主な成分構成
髪の毛は主に「ケラチン」というタンパク質(アミノ酸)でできていますが、それ以外にも微量の脂質・水分・色素・微量元素が含まれています。以下が髪を構成する主成分です。
成分 | 含有量 | 役割・特徴 |
ケラチン | 約85-90% | 髪の主成分。シスチンというアミノ酸を多く含み、髪の強度・弾力・形状を決定。 |
水分 | 約10-13% | 柔軟性・弾力・ツヤを保つために不可欠。湿度やヘアケア環境で変化。 |
脂質(毛髪脂質) | 約1-3% | キューティクルの間を満たし、髪のしなやかさや撥水性に関与。 |
メラニン色素 | 約1%未満 | 髪の色を決定する要素。ユーメラニン(黒-茶系)、フェオメラニン(赤-黄系)の2種類。 |
微量元素(ミネラル) | 微量 | 鉄・亜鉛・銅・マグネシウム等のミネラル。酵素活性や毛髪の健康維持に関与。 |
魂の商材屋から お客さまへ伝えたいこと
「ダメージヘアは防ぐことができる後天的な髪状態」。
髪を美しく保つためには、「補修より予防」「習慣の見直し」がとても大切です。
◎適切なシャンプー選び(石油系不使用・無添加・低刺激・低負担)
◎洗髪前にブラッシング(絡まり予防) 。日中もこまめに。おススメは天然毛ヘアブラシ。
◎洗髪時には髪をゴシゴシして洗わない
◎洗髪後のタオルドライは優しく水分吸収
◎タオルドライ後に「洗い流さないヘアミルク」等で保湿ケア
◎ドライヤーは10cm以上離してかける。完全に乾かす
◎頭皮・髪の日焼け対策もしっかりと
◎カラー・パーマの頻度や施術方法の見直し
◎頭皮環境を整える(頭皮ローションや頭皮マッサージなど)
小さな毎日の積み重ねで「ダメージの少ない髪」を育むことができます。
<追伸>
一般的なシャンプー・コンディショナー・トリートメント等のヘアケアアイテムには、被膜成分のシリコン(メチコン・ジメチコン・ シクロメチコン類)やシリコン類似成分が配合されています。
これは、髪の凹凸を意図的に埋めることでツルツルなめらかな髪に見せるための化学成分。この成分配合のヘアケア商品を使っている限り、髪のダメージの有無はわからないでしょう。「素の髪」をより良くしたい、改善したいのであれば、被膜成分を使用していない、本当の無添加シャンプーのご使用を強くおススメします。
ちなみに、魂の商材屋オリジナルの 魂のハッピーシャンプーを使うと、人工被膜成分が剥がれ落ちて「素の髪」が露わになります。ダメージヘアチェックするにも的確な、ケミカルフリーで本当の無添加シャンプーです。
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