きしみ・べたつきの原因はあなたにもあり!
もう20年以上も前、2000年前半のころ、現在のようなアミノ酸系の無添加シャンプーなどなかったので、魂の商材屋が販売するシャンプーは「石鹸シャンプー」だけでした
「石鹸シャンプーは髪・頭皮・環境にも低負担で良い」ということをどこかで聞きつけ、買って頂いたのは嬉しかったのですが、悲しいかな、大半の方はその後使用を断念され、もとの市販の合成シャンプーの世界に戻られたのでした。
継続不可になった理由は、洗髪中の「キシミ、髪の絡まり」、乾かしたあとは「パサパサ、ごわごわ、広がり、べたつき」が原因かと。これがはじめて石鹸シャンプーを使う方への「洗礼」。
もちろん、継続し、克服されて良い髪・頭皮を実現された方もおられますが、圧倒的に断念された方が多い。いったい石鹸シャンプーのどこに継続不可になった原因があったのでしょうか? 石鹸シャンプーだけではなく、実は、「あなたが使ってきたシャンプーと髪」にも原因があったのです。
石鹸のアルカリ性と髪のPhの違い
石鹸シャンプーはアルカリ性(Ph9-10)ですが、髪や頭皮の健康な状態は弱酸性(Ph4.5-5)。アルカリ性の石鹸で洗うと、キューティクルが開き、髪が絡まりやすく、きしみ・ぱさつき、ゴワつきを感じやすくなります。
髪に石鹸カス(脂肪酸カルシウム)が残る
水道水に含まれるミネラル(主にカルシウムやマグネシウム)が石鹸と反応し、不溶性の「石鹸カス(脂肪酸カルシウム)」を作ります。これが髪に残ると、べたついたり、ギシギシしたりします。髪のダメージが大きいほど残りやすく、ブラッシングするとハラハラと白い粉が落ちてくる。これが石鹸カスです。
過度な皮脂分泌の影響
石鹸は汚れた皮脂をしっかり洗い流しますが、その結果、頭皮の乾燥が原因で、皮脂を過剰に分泌する場合があります。そのため、洗髪後にべたつきを感じることがあります。
人工シリコンや合成ポリマーの蓄積が影響
市販の合成シャンプーを長期間使用していた人は、髪に、人工被膜成分のシリコン、合成ポリマー、化学合成添加剤(防腐剤・酸化防止剤・人工色素・人工香料など)が付着しています。石鹸シャンプーに切り替えると、シリコンが徐々に剥がれ落ちていく過程で「素の髪が露出」し、きしんだり、パサついたりごわついたりします。髪の傷みが大きいほど感じやすくなります。
【人工シリコン】メチコン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、フェニルトリメチコン、アモジメチコン、ジメチコンクロスポリマー、ラウリルメチコンコポリマーなど。
【合成ポリマー】コポリマー、カルボマー、PEG/PPG-○/○(○に数字)、PVP(ポリビニルピロリドン)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、クロスポリマー類など
べたつき・パサつきの軽減方法
専用リンスや酢・クエン酸で酸性リンスをする
石鹸シャンプーの後に、専用リンス、酢(リンゴ酢や米酢)またはクエン酸を溶かしたお湯でリンスすると、アルカリ性に傾いた髪を中和して弱酸性に戻し、キューティクルを整えます。
酸性リンスの作り方
1.お湯500mlにクエン酸小さじ1(または酢 大さじ1)を溶かす。
2.髪全体にかけてなじませ、洗い流す。
髪と頭皮をしっかりすすぐ
石鹸カスを減らすために、髪・頭皮をよくすすぐことが大切。髪だけではなく、頭皮の付着物も除去する必要があるため、1分以上しっかり洗い流してください。
人工シリコンや合成ポリマー入りのヘアケア商品の使用をやめる
人工被膜を作るシリコンやコーティング成分が残っていると、石鹸シャンプーの良さを発揮しにくくなります。髪の艶、しなやかさを演出するだけのシリコンや合成ポリマー配合のヘアケア商品の使用をやめることをおススメします。そこから美しい「素の髪」づくりが始まります。
洗髪前にブラッシングする
すすぎ具合にも依りますが、髪に微量の石鹸カスが付着している場合があります。事前にブラシで髪の汚れ、ホコリ、石鹸カスを落とすと、石鹸シャンプーの泡立ちが良くなり、洗浄力がアップします。
適量の石鹸を使う
石鹸の使用量が多すぎると、すすぎ残しや石鹸カスが残る原因になります。数回行って自分の適量を見つけてください。
頭皮マッサージをしながら洗う
爪を立てず、指の腹でやさしく頭皮マッサージしながら洗うと、汚れた皮脂、過剰皮脂が除去されてべたつきが抑えられます。シャンプーをつけて洗う前の「予洗い」でも頭皮マッサージは必ず行ってください。髪のべたつきは頭皮の過剰皮脂に依る場合が多いです。最低1分以上のしっかりした頭皮マッサージで髪のべたつきは徐々に解消されていきます。
重曹やクレイでクレンジングする
汚れた皮脂や過剰皮脂の頭皮蓄積を防ぐために、週1回程度 重曹(小さじ1を水500mlに溶かしたもの)、または、クレイパック(ハーブ粉やガスールなど)で髪・頭皮を洗うと、べたつき・臭い・フケ・かゆみの軽減につながります。
ヘアオイルやヘアミルクで保湿する
石鹸シャンプーは皮脂をしっかり落とすため、頭皮の乾燥を招きやすくなります。タオルドライ後に、洗い流さないトリートメント(ヘアミルク)やヘアオイル(スキンケアオイルでも)など、天然油脂を含んだアイテムで保湿すると、乾燥やパサつきを防げます。美しい素の髪を育むためにも、人工シリコン・合成ポリマー・化学合成添加剤を配合したアイテムは極力控えて頂くのがおススメです。
軟水を使う
硬水(カルシウム・マグネシウムが多い水)だと石鹸カスが発生しやすいので、あまり普及はしていませんが、軟水器や軟水シャワーヘッドを使うのも効果的。
まとめ
石鹸シャンプーのきしみ・べたつき・パサつきは、「アルカリ性、石鹸カス、皮脂バランスの乱れ」などが原因と考えられます。以下で解消対策を行ってみてください。
◎石鹸シャンプー専用リンスまたは酸性リンス
◎予洗い・洗髪時には1分以上の頭皮マッサージを励行する
◎髪・頭皮のすすぎを1分以上しっかりする
◎適量の石鹸を使う
◎油分を含んだヘアケアアイテムで髪を保湿する
市販の合成シャンプーからの石鹸シャンプーに移行した場合、使用当初はキシミ・絡まり・ぱさつき・ごわつきを感じることが多いと思いますが、使い慣れるころには、頭皮と髪が石鹸シャンプーに順応し、健康的な状態になっていきます。慣れまでの期間は個人差がありますが、早い方で2-3週間、最大3か月もすれば違和感なく使えるようになるはず。継続は「チカラ」です。
【追伸】 色々試してみたけれど、どうしても石鹸シャンプーはダメ! という方には、魂の商材屋オリジナル1番人気の魂のハッピーシャンプーをおススメします。洗顔もできるアミノ酸系の完全無添加のシャンプーです。