「敏感肌でヒリヒリする・肌がむける」といった状態について、肌への負担を極力避けるという観点から、魂の商材屋的の考えに基づく、原因と対策、的確な化粧品の選び方をご説明します。
敏感肌のピリピリ・肌むけの主な原因
バリアの低下
皮膚の皮脂膜・角質層がダメージを受け、水分が蒸発しやすく、外部刺激を受けやすい状態になっていると、軽い刺激でもピリピリと感じます。
乾燥
乾燥は、皮脂が少なくなり、バリアの低下を引き起こす大きな原因。水分と油分のバランスが崩れると、肌が過敏になり、ちょっとした刺激で反応してしまいます。
洗浄・摩擦による刺激
クレンジングや洗顔でのこすりすぎ・強い洗浄力の洗顔料の使用は、肌表面を傷め、ピリつきの原因に。
化学成分
クレンジング、洗顔料、化粧水、保湿剤などに配合されている化学成分にも依ります。合わないと赤みやピリピリが出ることがあります。
炎症やアレルギー
炎症やアレルギー反応があると、特定の成分に反応して赤みやピリピリ、皮むけが出ることも。
季節や環境の変化
特に花粉の季節や乾燥する冬、エアコンの効いた室内では、敏感肌特有の症状が出やすくなります。
敏感・ピリピリ肌の対策
刺激を避けてとにかく「守る」スキンケア
◎洗顔は、朝は水かぬるま湯のみで、夜は化学成分の少ない低刺激の洗顔料や石鹸を使う。
◎タオルで拭くときは、ゴシゴシではなく、押さえるようにやさしく。
◎スキンケアは、できるだけ少ないステップで、肌を触る回数を減らす(例:化粧水+保湿剤の2ステップなど)。
保湿重視。水分+油分の補給
◎水分(導入美容水や化粧水)を肌に与えたあとに、天然由来成分で構成された保湿剤でフタをする。
◎肌が荒れているときは、ケミカルフリーで、シンプル成分の化粧水やクリームで簡単に済ませるのがおススメ。
「新しいものをいろいろ試さない」
◎肌が不安定なときは、今まで使って良好な肌をキープしていた化粧品の継続がおススメ。新しいアイテムをいくつも試すと、どの化粧品が合わないのか、どの成分でピリピリしたのかが分からなくなることがあります。試すのであれば、1つずつ使って数日間は様子を見ることが大切。
紫外線対策は必須
◎紫外線も肌のバリアを傷めるので、ケミカルフリーの低刺激な日焼け止めを選ぶ。
◎日焼け止めが使えない日は、帽子・日傘・マスクで物理的に守る対策で。
化学成分に頼らないスキンケアを
シャンプー等のヘアケア製品もそうですが、石油系や化学成分が多用された化粧品は、乾燥をもたらし、知らず知らずのうちに敏感な肌へと傾きます。今はまだ大丈夫、と思わず、日ごろから、ケミカルに頼らない無添加化粧品を使うことをおススメします。
敏感肌・ピリピリ肌の方におすすめの化粧品の選び方
避けたい成分
◎合成界面活性剤の配合が多い製品:特にクレンジング・洗顔料・クリームには要注意。
◎アルコール(エタノール):揮発性が高く、乾燥と刺激の原因に。できるだけ控えに。
◎合成香料・着色料:アレルゲンとなりやすい。
◎防腐剤(パラベン、フェノキシエタノール):敏感肌には刺激になることも。
◎ピーリング成分(AHA、BHAなど):角質を落とす力が強すぎると逆効果。
以下、避けたい成分をもっと詳しくみてみましょう。
刺激の原因となる可能性の高い「防腐剤・殺菌剤」
化粧品の品質を保つために必要な成分とされていますが、肌の常在菌バランスを崩したり、アレルギーを引き起こす懸念があります。ちなみに、魂の商材屋の化粧品すべて、化学合成の防腐剤は一切使わず、天然由来成分で代用しています。
成分カテゴリ | 具体的な成分名(表示名) | 避けたい理由(デリケート肌への影響) |
パラベン類 | メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンなど | 最も一般的で安価な防腐剤。刺激性やアレルギーのリスクも考えられるので、とくに敏感肌の人は避けるべき。 |
フェノキシエタノール | フェノキシエタノール | パラベンフリー化粧品で代替品として多用されるが、人によっては刺激(ヒリつき)になる可能性も。 |
その他 | 安息香酸Na、サリチル酸、ソルビン酸など | パラベン代替として使用されることがあるが、肌質によっては刺激を感じる場合がある。 |
バリアを低下させる可能性のある「石油系合成界面活性剤・乳化剤」
界面活性剤は、水と油を混ぜるために使用されますが、肌の細胞間脂質(セラミドなど)を溶出させ、バリア低下のリスクも考えられます。魂の商材屋のすべての化粧品が、以下に挙げた成分一切不使用です。
成分カテゴリ | 具体的な成分名(表示名) | 避けたい理由(デリケート肌への影響) |
石油系合成界面活性剤 | ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど | 洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで奪い、乾燥や刺激を引き起こす。特に一般的な洗顔料やクレンジングに配合されており要注意。 |
非イオン性界面活性剤(PEG・PPG) | PEG-〇〇(ポリエチレングリコール)、PPG-〇〇(ポリプロピレングリコール)など | 刺激が少ないとされることが多いが、原料や製造過程で発がん性が指摘される不純物(1,4-ジオキサンなど)が残留する可能性がゼロではないため要注意。 |
アルカノールアミン類 | DEA(ジエタノールアミン)、MEA(モノエタノールアミン)、TEA(トリエタノールアミン)な | 弱アルカリ性に調整する目的でも使用される。アレルギー反応、他の成分と反応して発がん性物質を生成するリスクを懸念。 |
肌への不必要な負担となる「着色料・香料」
機能性とは関係なく、製品の見た目や香りを良くするためだけに使用される成分です。
魂の商材屋の商品すべて、着色料・人工香料無添加です。
成分カテゴリ | 具体的な成分名(表示名) | 避けたい理由(デリケート肌への影響) |
合成着色料(タール色素) | 赤色〇号、青色〇号、黄色〇号など | 石油由来の合成色素で、アレルギーや発がん性が指摘されるものがあり、敏感肌の不要成分。 |
合成香料(フレグランス) | 香料、フレグランス(一括表示) | 複数の化学成分の混合物である場合が多いので、成分名が特定しにくい。アレルギーや光毒性の原因となる場合もあるので、敏感肌は無香料タイプの選択をおススメ。 |
品質安定・感触向上のための「その他の化学合成添加物」
成分カテゴリ | 具体的な成分名(表示名) | 避けたい理由(デリケート肌への影響) |
酸化防止剤 | BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール) | 化粧品の酸化を防ぐ目的。アレルギー、発がん性の可能性が指摘されており、極力天然由来の酸化防止成分(トコフェロールなど)配合の選択を。 |
シリコン類(合成ポリマー) | メチコン、ジメチコン、シクロペンタシロキサンなど | 人工的に肌に被膜を作り、なめらかな感触にする目的。毛穴詰まりを起こす可能性があり、肌呼吸を妨げ、バリアの自然回復を阻害する懸念も。 |
アルコール(エタノール) | エタノール、変性アルコール | 清涼感や殺菌、成分溶解に使用。揮発性が高く、肌の水分を奪って乾燥をもたらす懸念も。配合量にも依るが、敏感肌・乾燥肌はアルコールフリーが望ましい。 |
金属イオン封鎖剤(キレート剤) | EDTA(エデト酸)、エチドロン酸、フィチン酸など | 金属イオンを包み込み、化粧品の変質を防ぐ目的。皮膚刺激が指摘されており、敏感肌の不要成分。 |
アドバイス
敏感肌でピリピリするというのは「肌がSOSを出している状態」。対処するには、攻めのケアではなく守りのケアが基本。「肌に何を入れるか」よりも「敏感な肌をどうやって守るか」を意識したスキンケアをして頂きたいと思います
敏感肌の「季節ごとのスキンケア対策」
【春】(花粉・黄砂・寒暖差の影響)
特徴
◎花粉や大気汚染物質によって肌のかゆみ・赤み・むずむず・ピリつきが出やすい。
◎朝晩の寒暖差で肌のバリア機能が崩れがち。
対策
◎帰宅後は、花粉オフ目的ですぐに顔を洗う(ぬるま湯洗顔だけでもOK)。
◎拭き取り専用のプレ化粧水を使い、肌をクリーンに整える。
◎「肌保護重視」のスキンケア。低刺激のクリーム・バーム・美容オイルがおススメ。
【夏】(汗・紫外線・皮脂)
特徴
◎汗・皮脂・紫外線でバリアが崩れやすく、毛穴詰まり・赤み・かゆみに注意。
◎冷房でインナードライになっている人も。
対策
◎洗顔は朝晩しっかり(朝は水・ぬるま湯だけ)行って汚れた皮脂ケア。
◎毛穴・古い角質・過剰皮脂対策で、拭き取り専用のプレ化粧水を使い、肌をクリーンに整える。
◎インナードライ予防の美容水(モイスチャーベース化粧水)で潤し、乳液で保湿。
◎紫外線対策は「低刺激タイプの日焼け止め+日傘・帽子」のWプロテクト。
【秋】(乾燥・肌荒れの始まり)
特徴
◎夏のダメージが表面化しやすく、ごわつき・かさつき・くすみが出やすい。
◎空気が乾燥して肌の水分が奪われやすい。
対策
◎紫外線ダメージを受けた肌を、拭き取り専用のプレ化粧水を使ってクールダウン。
◎「水分+油分」で乾燥を防ぐ。
◎化粧水を重ねてつけたあと、保湿力のあるクリーム・美容オイルでフタをする。
【冬】(乾燥・冷え)
特徴
◎湿度の低下でカサカサ・ひび割れ・かゆみが出やすい。
対策
◎化粧水を重ねてつけ、保湿力の高い「クリーム・バーム・美容オイル」を使う。
◎入浴・洗顔後は5分以内にスピード保湿。顔だけでなくボディケアも忘れずに。
◎加湿器で部屋の湿度を適切に保つ。
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◎乾燥敏感肌対策について
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