アルガン石鹸の概要

アルガン石鹸は、モロッコのアルガンの実の圧搾オイル（アルガンオイル）とトルコ産のEXVオリーブオイルやココナッツオイルを非加熱のコールドプロセス製法で手づくりした無添加石鹸です。

石鹸の基本的な材料は油脂とアルカリ（水酸化Na)だけなので、石鹸の性質には材料となる油脂の性質が大きく影響しますが、熱を加えず石鹸を作るコールド製法では、素材そのものの特徴がより活きた石鹸になります。

アルガンオイルだけで作った石鹸は、洗い上がった肌の感触がリッチであるにも関わらず、泡はとても軽くふわふわする感じがします。

アルガンオイルの個性や働きである柔らかな洗い上がりや使用感を出すための持続力のある泡立ちが特徴のオリーブオイルをプラスしています。

またアルガンオイルやオリーブオイルで作る石鹸の弱点である柔らかさや溶けやすさをココナッツオイルで補い、しっかりした泡立ちが楽しめます。

アルガン石鹸は顔や全身をうるおい豊かに洗い上げます。 赤ちゃんから高齢者までご使用頂けます。

アルガンオイルの説明

アルガンの木は、学名を Argania spinosa といい、モロッコのみで生育する植物。シアバターで知られる「シアの木」と同じアカテツ科の仲間。果実は楕円でオリーブの実にも良く似ていますが、先端が微かに尖っています。花も実も、ほぼ通年つきます。
この果実の種子の中にある仁の部分から採れるオイルがアルガンオイルです。

アルガンオイルの成分は、グリセリドがオイルの99％を構成し、不飽和脂肪酸がそのグリセリドの主要な成分、オレイン酸とリノール酸が脂肪酸の大半を占めています。

しかしアルガンオイルの素晴らしい使い心地を作り上げているのは、量はわずかでも肌に良い効果を与えると言われる多様な微量成分です。主な微量成分はカロチン、キサントフィル、トコフェロール、トリテルペンアルコール、ステロールなど。特に、トコフェロール類（ビタミンE）は、オリーブオイルよりも豊富に含まれています。

これらの成分から構成されるアルガンオイルは浸透性が高いため肌なじみが良く、肌をふっくら、みずみずしく整えるのが特徴です。アルガンオイルはそのスキンケア効果の高さと希少性から、「モロッコの黄金」と呼ばれることもあります。

コールドプロセス製法とは

一般的な石鹸のほとんどは釜炊き製法ですが、コールドプロセス製法というのは、加熱や塩析を行わず、オイルに苛性ソーダ（水酸化Na)を加えたときの反応熱だけで石鹸を作る方法です。鹸化（けん化）から完成までおよそ１ヵ月かかります。

コールドプロセス製法次のような特徴があります。

コールドプロセス製法のアルガン石鹸は石鹸シャンプーにも最適ですし、素材のオイルそのものの性質が十分に生かされているため洗顔に特におススメです。